「おかえり、ブルゴーニュへ」と「葡萄畑に帰ろう」
2019-01-15


禺画像]
今年、1本目の映画を観た。「葡萄畑に帰ろう」(岩波ホール、各地で上映中)。昨年末、フランス映画の「おかえり、ブルゴーニュへ」という作品を観た。同じ葡萄畑、ワインが映画の前面に打ち出されているが、全くテーマが異なっている。
「おかえり、ブルゴーニュへ」は、葡萄畑とワインづくりを軸に兄弟姉妹、家族が格闘するドラマ。葡萄畑、ワインがすべての場面に絡む。一方「葡萄畑に帰ろう」は、ジョージア映画(旧グルジア)葡萄畑はなかなか出てこない。政治家として活躍する主人公が失脚、住んでいる家も立ち退きを迫られ、やがて逃亡者。隠れ潜んだのが故郷の友人の家のワイン貯蔵瓶。なぜか地位をかたどる「椅子」がいろいろなことを行うファンタジーじみたところもある。最終的に母の暮らす故郷の家に帰ってくるという話。ここが葡萄畑なのだ。
前者がワイン造りに奮闘する兄弟妹を描くのに対して後者は、政治をパロディー化して生き残るすべは、故郷として観るのが面白い。
[映画の話]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット